介護保険の落とし穴       

皆さん、こんにちは。
もうすぐ冬至。

スーパーには

たくさんのゆずとかぼちゃが並んでいました。
季節は前に進んでいます。

 

さて今日のテーマは

「介護保険の落とし穴」

 

先日、

介護保険についての勉強会を開催しました。

意外と介護保険って名前は知っているし、

毎月天引きされていることは

知っているけれど

何にどう使われているのか

知らないって方が多かったです。

 

そして、多くの方はこう思っていました。

「介護が必要になったら、

 介護保険があるから大丈夫」って。

 

でも、現場で長く働いてきた私から言うと

介護保険だけで生活を支えるのには

正直かなり厳しいというのが現実です。

 

◆介護保険は「必要最低限度の制度」

だと思っています。

あくまで制度として決められた範囲の支援しか

受けることが出来ません。

 

・利用できる時間や回数、介護度ごとに上限がある。

・生活の中で本当にここを支えて欲しいってところには

     多分介護保険は適応されません。

 つまり、生活そのものをまるっと支えてくれる

 制度ではないという事なんです。

 

◆実際に多い「困りごと」

介護保険を使っている方からは

こんな声をよく聞きます。

・ヘルパーさんは来てくれるけど、

 時間が短くて話もできない。

・病院の中までは付き添ってもらえない

 

結果として、家族が仕事を休む、

辞める等の介護離職もここで

発生しています。

 

◆「制度のすき間」に落ちてしまう暮らし

介護保険でカバーできない部分、

それは多くの場合

命には直結しないけれど、

生活する中でとても困ることです。

 

介護が必要になっても多くの方は

このように願っています。

 

「施設ではなく、自宅で過ごしたい」

「家族に迷惑をかけたくない」

 

その為には

介護保険+もう一つの支えが必要です。

 

介護保険は万能ではありません。

でも、使い勝手の悪いものでもありません。

 

大切な事はまずは介護保険を知ること。

そして、介護保険を軸にしながら足りない部分を

どのように補っていくのか。

 

その選択肢を知っているかどうかで

在宅での暮らしは大きく変わります。

 

介護は突然に始まります。

そして、多くの人が始まってから初めて

「こんなはずではなかった」と言います。

 

だからこそ、介護保険の

“できること”

“できないこと”

を知ることは

自分や自分の人生を守る準備となってくるのです。

 

「仕方なく我慢する介護」

施設や病院ではなく、

「在宅での生活」という選択肢をまずは多くの人に

知って欲しいと思っています。