皆さん、こんにちは。
いかがおすごしですか?
すっかり秋の季節が到来しましたね。
スーパーに行くと「栗」がたくさん並んでいて
久しぶりに
「栗しごと」がしたくなります。
さて今日は
私が多くのご家庭を今、訪問し
感じていることを
お伝えしていきたいと思います。
私、
今までずっと医療現場で働いてきました。
入院中の患者さんの姿は知っていても
退院されたあとの患者さんの生活やご家族のとまどい、
外来受診時に実際の家での様子を聞くことはあっても
実際の生活を知りませんでした。
今は開業し、
多くのご家庭を訪問しています。
そこで感じる事は
在宅医療を整えるためには
まず生活動線をきちんと
整えないと
在宅におけるストレスが
過剰に生じてくるという事です。
例えば、
在宅酸素を導入された方。
導入手続きは終わり、医療的な準備は整っても
いざ家に帰ると
・ベッドの配置
・日常生活を送っていくための
家具の配置や動線の確認
小さな生活の中での問題が
次々に出てきます。
そして、それらがストレスを生じさせます。
医療的には安全でも、
暮らしの動線がうまくいっていなければ
その人にとって、
不自由な生活になってしまうのです。
病院では「治療」が最優先ですが
在宅ではその人の
「生きる想い」や
「生活に対する想い」「家族に対する想い」なども
優先されていきます。
在宅生活においては
「医療」とその人の「想い」
このどちらもが大切にされなければなりません。
「人から見てどんなに古い家でも
自分の家に勝るものはない」
患者さんの言葉です。