皆さん、こんにちは。
今日は朝から本降りの雨の神戸です。
雨が降ると涼しいんですが、日中はまだまだ夏の名残を感じさせるくらいの暑さです。
さて今日のテーマは「胃ろう」
皆さんも一度は考えたことあるのではないですか?
もし、親が寝たきりになって食べることができなくなったら、
もし、自分が寝たきりになって食べることができなくなったら
どうされますか。
きっと今、多くの人はこう思っているはず。
自分が「口から食べられらくなったら、もうその時は自然のままにしてほしい。」
実際、このように話される方が多いんです。
では、反対に親のこととなったらどうでしょうか?
誤嚥性肺炎や何らかの病気で口からものを食べることができなくなりました。
さて、あなたならどう判断されますか?
不思議なもので自分は「胃ろう」したくないんです。
やはり「人に迷惑をかけてまで生きていたくない」
皆さん、そう仰います。
でも、親のこととなると全く違った答えが導き出されることが多いんです。
もちろん、「胃ろう」を望まないって方もおられますが
私の感覚からすると半々です。
「胃ろう」については私自身も医療者として色々と考えさせられます。
でも、なぜ自分のことと親のことではこんなにも考え方が変わるのでしょうね。
それはきっと、親に対する色々な想いが存在するからだと思います。
病院で入院中の親をみて
「少しでも長く生きて欲しい」
「何かできることがあるのなら、してあげたい」
そんなことを感じる一方で
「本人は本当にそれを望んでいるのか?」
「胃ろうをしてまで生きる事を望んでいるのか?」
と色々な迷いも生じてきます。
子供にとって、
親に長生きして欲しいという想いは当たり前のこと。
でも、親の命を大切に想うことと、親が望む生き方を大切にすることはまた別のことなんです。
そして、この答えが必ずしも同じになるとは限りません。
だからこそ、この「胃ろう」という選択は難しいんだと思います。
「胃ろう」をすれば元気になると保障されているものならきっと、
そんなに悩むことはないはず。
でも、本人の病気や身体の状態、これからどのような生活を送れるのかによっても、
その意味あいは変わってきます。
私はいつも、「胃ろう」をどうしようか悩まれるご家族の方を見ていて、
胃ろうをするかしないかの二つの選択肢だけで考えるのではなく、
・親は何を望んでいたのか
・どんな時間を過ごしたいと思っていたのか
まずはご本人の気持ちを思い出すことだと思っています。
答えはお一人おひとり違います。
違っていいんです。
だからこそ、元気な時に、こうしたことを家族で考えて話しておくことって
本当に大切な事だなと看護師としては感じてしまうのです。
そして、話し合うだけではなく「書いておく」が大事なんです。