皆さん、こんにちは。
神戸市・芦屋市を中心に活動している保険外看護師「つばめさんち」です✨
11月に入り、いよいよ今年も残すところあと少しになってきましたね。
街にでると少しずつ、クリスマスのイルミネーションが見えるようになってきました。
年々、時間の流れは加速していく一方です。
さて今日のテーマは「生きる事は食べる事」
皆さんは考えたことがありますか?
「生きる」って何なんでしょう。
そもそも「生きる」ってテーマがとても大きく、何をもって「生きる」というのか
人によって様々です。
答えのないものだと思います。
でも、私が看護師として多くの方と関わる中で、いつも感じる事。
それは当たり前すぎて、あまり感じられないかもしれませんが
「食べる」+「飲み込み」=体の中に栄養を送り込む=「生きる」
だから、「飲み込む」という事ができなくなると人は生きるために
違った選択肢をしなければならないという事です。
お腹がすいたから食べる。
美味しいものを食べたい。
誰かと一緒にランチに行きたい。
「食べる」行為にはこういった気持ちが同時に存在しています。
美味しいものを食べた時のあの笑顔。
「これが好きなの」と話して下さる表情
久しぶりに食事を口にした時の「おいしいね」と言われるあの一言の重みと喜び
そんな何気ない場面の一つひとつに
生きる喜びが詰まっているように感じます。
一方で、病気や加齢によって、これまで当たり前にできていた「食べる」という事が難しくなることもあります。
食べたいのに食べられない。
口から食べる事が難しくなる。
食べる楽しみが少しずつ失われていく。
そんな状況に直面した時、
私たち医療者は栄養をどう確保するかという医学的な問題だけでなく、
その人にとって食べることがどんな意味を持っていたのかを考える必要があります。
先日はある施設の方の付き添いサポートに行かせて頂いた時に
ご家族の方が言われていた言葉です。
その方はもう5年以上も口から食事をすることができずに
「胃ろう」をされています。
娘様はこう仰っておられました。
「私の願いはもう一度、母の大好きだったウナギを口から食べさせてあげる事なんです。
もうできない事は分かっているんですけどね。」
その言葉が私の心には今も残っています。
きっと娘様にとって、それは食事をして欲しいという願いだけではなく、
もう一度お母様に食べる喜びを感じて欲しい、好きなものを食べさせてあげたいという
想いなのでしょう。
私たちが普段、何気なく口にしている食事。
好きなものを選び、美味しいと感じ、誰かと一緒に食べる事。
それは決して当たり前のことではないのです。
「食べる事は生きる事」
今日もおいしく食べられること。
その当たり前だけど当たり前でない幸せを、大切に感じて欲しいです。