人生をプランニングする

皆さん、こんにちは。
日中暑いとは言ってもすっかり秋の気配を感じるようになりましたね。
昨年は「秋、もうなくなってしまうの?」と思うくらい短くて少し寂しく感じていたのですが、
今年はしっかりと秋を感じながら過ごしたいと思っている今日この頃です。

さて今日は
「人生をプランニングする」ということについて少し考えてみたいと思います。


皆さんは
自分の親がどのような生き方を望んでいるのか、考えたことがありますか?

そして、
「これから先、どんな風に暮らしたいと思っているんだろう」
「もし、病気になったらどこで過ごしたいんだろう」
「介護が必要になったら誰に支えてもらいたいんだろう」
「最期はどこで誰と過ごしたいと思っているんだろう」

そんなことを親と話したことはあるでしょうか。

私たちは親が元気なうちは、こうしたことあまり考えないかもしれません。
「まだ元気だから」
「そんな話をすると煙たがられる」
「縁起悪い」

そう思って、つい先送りしてしまいます。
でも病気やケガ、認知症、介護など人生の中では突然、選択を迫られることがあります。


その時、家族が一番困ると同時に大切なのは
そして、後々まで考えることは
「本人は本当はどうしたかったんだろう?」という事なのかもしれません。


医療や介護にはたくさんの選択肢があります。

病院で治療を続けるのか。
自宅で過ごすのか。
施設という選択を考えるのか。
どこまで治療を受けたいのか。
食べられなくなった時、どうしたいのか。

その一つ一つには正解はありません。

大切なのは、本人が何を大切にして生きてきたのか、そして、これから先、何を大切にしたいのかを
家族や周囲の人が知っていることなのではないでしょうか。

ここで大切になるのが、最近よく耳にするようになった「ACP」という考え方です。

ACPは「アドバンス・ケア・プランニング」の略で、日本では「人生会議」と呼ばれています。
これは、もしもの時に備えて、医療や介護、ケアについて本人が大切にしていることや希望を
家族や医療者・介護者などと話し合い、共有していく取り込みです。

「延命治療をするか、しないかを決めておくこと」ととらわれることがありますが
それだけではないんです。

「どんなことを大切にして生きてきたのか」
「どこで・誰と一緒にいたいのか」

そんな、その人らしい人生について話すことがACPです。


人の気持ちは変わります。
病気になれば考え方も変わりますし、環境が変わればその人の希望が変わることもあります。
また色々な選択肢を知れば今まで諦めていたことが「諦めない」選択肢に変わります。


大切なのは「その人が大切にしているものを知っておく」こと。
そして、いざというに、
「お母さんだったら、きっとこうすると思う」
「お父さんが大切にしていたのは、こういう事だった」
と家族が思いだせること。

それは本人にとっても、家族にとってもこころの大きな支えになるのではないでしょうか。
人生は予定通りには進みません。

秋の季節を楽しみながら、少し立ち止まって考えてみる。
まずは親や大切な人の声を聞いてみる。

そんな小さな「人生会議」から始めてみませんか。