皆さん、こんにちは。
すっかり秋ですね。
今日はご近所のスーパーで栗発見!
栗、大好きです。
さて今日は時々、買い物同行をさせて頂いている70代の方のお話。
お買い物がとにかく好きで、ブランド物が欲しいとか服が欲しいとかではなく
スーパーには売っていないお菓子やお惣菜を百貨店で買う事が楽しみな方。
その日も色々なお惣菜やおやつを購入されていました。
普段、私は買い物同行依頼があると事前に「何をお買い物したいのか」「どこに行きたいのか」を伺ってから
下見をするようにしています。
そして、回数を重ねてくると何となくその方の好きなものや好きなことが分かるようになってくるのです。
ここのお店、きっと喜ばれるのでは?とご利用者様目線でなくたまに私目線が入ってしまうこともあります(笑)
今日はその方、珍しく手芸店に行きたいとの事。
「??」
私の頭の中にはいくつものはてなマークがよぎりました。
「手芸好きだったかしら?」
「あまり、そんなお話は聞いたことないぞ・・・」
そう思いながら後ろをついていきました。
そして、それとなく聞いてみました。
「手芸お好きなんですか?」と。
するとその方は仰いました。
「手を動かしているとボケ防止になるのではないかと思って。
家族や子供にぼけて迷惑をかける事だけはしたくないから」と。
その言葉を聞いて私は少し胸が詰まってしまいました。
「子供に迷惑をかけたくない」
そんな想いから、何かをしなければ、手を動かさなければ、と思っていたのです。
だから一生懸命に毛糸で編めるキットや布を見つめお店をクルクルとされていました。
最後、少しお話をし、購入はされなかったのですが
その方と話しながら自分自身の母親のことを想いました。
高齢の方と話していると
「子供には迷惑をかけたくない」
「家族には迷惑をかけたくない」
「あの子は今、仕事で忙しいだろうから」
皆さんそろってそう仰います。
もちろん子供を想う気持ちから出てくる言葉なんです。
でも、こういった親の気持ちってどれくらいの方が知ってるのだろうと考える時があります。
そして、親がどんなことを考えているのかまではなかなか子供は分かりません。
親子だからこそ、
言わなくてもわかると思ってしまうのかもしれません。
「迷惑をかけたくない」という言葉の奥には
「出来るだけ自分のことは自分でしたい」
「子供には自分の生活を大切にしてほしい」
いくつもの想いが隠れているように感じます。
だから私はいつも「本当はどうしたいのか」を聞くようにしています。
そして、その想いを子供さんに伝える事ができたら・・・
「迷惑をかけたくない」と思っている親
「何かしてあげたい」と思っている子供
どちらも相手を想っているのにどこかすれ違ってしまう。
その間に入ってお互いの想いを繋ぐことも看護師としての大切な役割だと再度認識させて頂いた日でした。